ポリフェノールは、植物が紫外線から身を守るために生成する成分の総称で、抗酸化作用や抗炎症作用、エストロゲン様作用などの効果が期待されています。
ポリフェノールには、次のような効果が期待できます。
活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える抗酸化作用があり、動脈硬化や糖尿病、肥満、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防に役立つ
体内の脂肪の燃焼を促進し、体脂肪の減少に寄与する
ビタミンCやビタミンEと同様に、美肌効果やシワ予防などのアンチエイジング効果がある
ポリフェノールは、野菜、果物、ナッツ、豆類、チョコレートなどに含まれています。代表的な食品としては、赤ワイン、コーヒー、緑茶などがあります。
ポリフェノールの種類には、フラボノイド、リグナン、スチルベンなどがあり、その種類によって独自の機能があります。たとえば、緑茶に含まれるカテキンや、赤ワインに含まれるレスベラトロールなどが有名です。
ポリフェノールは水に溶けやすい性質があるので、比較的短時間で作用しますが、長期間効果は持続しないため、毎日こまめに摂取する必要があります。1日のポリフェノール摂取の目安は、1,000〜1,500mg程度と言われています。


