姿勢 と 呼吸 と ミトコンドリア

猫背 になると 老化 が加速するのは ミトコンドリア が原因 ※怖い 低酸素時の 活性酸素

猫背 と 呼吸 と ミトコンドリア

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高齢者の 姿勢 が悪くなる主な原因は、筋肉の衰え、骨の変形、関節の硬直、視覚の変化、そして生活習慣などが挙げられます。
これらの要因が複合的に作用し、背中が丸くなる 猫背 や、腰が曲がるなどの姿勢不良を引き起こします。

昨今では高齢者でなくてもスマホなどの利用の影響で若年層にも、 巻き肩猫背 が増えています。

年をとると姿勢が悪くなる
年をとると姿勢が悪くなる

猫背 の度合いが進むと、背骨が丸まり、胸が圧迫されるため、肺が十分に膨らまず、 呼吸 が浅くなり、1回の 呼吸 で取り込める 酸素 の量が減少し続け息苦しさを感じることがあります。

このように 呼吸量 と 姿勢 は密接な関係があり更には 老化 を加速させる要因にもなっています。
体内に取り込む 酸素量 が減ると ミトコンドリア に大きな影響が出てしまい、結果的に 老化 が進むこととなります。

酸欠なミトコンドリア イメージ
酸欠なミトコンドリア イメージ

今回は、そんな 姿勢 と 呼吸 と ミトコンドリア の関係について紹介します。
この記事では、何故 姿勢 が悪いと ミトコンドリア の状態も悪くなり 老化 が進むのかという疑問を解決できます。

まずは 巻き肩 と 猫背 の関連性について見てみましょう。


巻き肩 と 猫背 の関連性

巻き肩 になると、肩甲骨が外側に開いた状態になり、背骨のS字カーブが崩れて猫背になりやすくなります。
逆に、 猫背 になると、背中が丸まることで肩が内側に引っ張られ、 巻き肩 になりやすくなります。
どちらも、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、同じ姿勢を長時間続けることが原因で起こりやすいです。

姿勢が悪いと呼吸量が減る
姿勢が悪いと呼吸量が減る

姿勢 と 呼吸 の関係

姿勢 と 呼吸 は密接に関連しており、 姿勢 は 呼吸 のメカニズムと効率に大きな影響を与えます。良い 姿勢 は横隔膜の動きと肺の拡張を最適化し、より深く効率的な 呼吸 を可能にします。
逆に、 猫背 や前傾姿勢などの悪い姿勢は、胸腔を圧迫し、肺活量を制限し、呼吸補助筋に頼らざるを得なくなり、浅く速い呼吸につながります。これは、全体的な健康状態やエネルギーレベルに影響を与え、喘息などの既存の呼吸器疾患を悪化させる可能性があります。

悪い姿勢は呼吸量の低下(酸欠)状態になる
悪い姿勢は呼吸量の低下(酸欠)状態になる

姿勢 が 呼吸 に与える影響

悪い姿勢 、特に 猫背 や頭が前に突き出た姿勢は、 呼吸 と肺活量を著しく制限します。胸部と腹部が圧迫され、呼吸の主要な筋肉である横隔膜の動きが制限されます。その結果、浅い 呼吸 、息切れ、酸素摂取量の減少につながる可能性があります。

猫背 の影響
猫背 の影響

胸郭の圧迫

猫背 は胸腔を圧迫し、肺が拡張して空気を取り込むためのスペースをさらに狭めます。

気道の閉塞

頭が前に突き出た 姿勢 は上気道を圧迫し、鼻や喉を通る空気の流れを妨げます。

息切れや疲労感

呼吸 が困難になると、体は十分な酸素を得るためにより多くのエネルギーを必要とし、息切れや疲労感につながります。

隠れ酸欠状態

悪い姿勢 は自然な呼吸のメカニズムを制限し、浅く非効率的な呼吸パターンと酸素摂取量の減少につながります。

横隔膜の機能

呼吸 の主要な筋肉である横隔膜は、肺を完全に拡張するために自由に動く必要があります。悪い姿勢、特に 猫背 は横隔膜の動きを制限し、深呼吸を妨げ肺活量の低下につながります。

肺活量の低下

悪い姿勢 によって胸腔が圧迫されると、肺は十分に拡張できず、吸入・吐出される空気の量が減少します。研究によると、悪い姿勢は肺活量の低下につながり、最大30%も低下する可能性があります。

呼吸 パターン

悪い姿勢 は、浅く速い 呼吸 パターンにつながり、横隔膜ではなく首や胸の上部の筋肉に頼ることになります。これは非効率的であり、首、背中、肩の痛みや不快感につながることもあります。

呼吸器系の負担

悪い姿勢 とそれが 呼吸 に与える影響は、時間の経過とともに呼吸器系に負担をかけ、呼吸器系の疾患を悪化させる可能性があります。

呼吸 が 姿勢 に与える影響

筋肉の活性化

横隔膜呼吸などの適切な呼吸法は、良い姿勢を支えるために不可欠な体幹の筋肉を鍛えます。

痛みの緩和

正しい 呼吸 は、姿勢を支える筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減し、アライメントを改善するのに役立ちます。

悪循環

悪い姿勢 と浅い 呼吸 は、 悪い姿勢 が 呼吸 を困難にし、浅い 呼吸 がさらに良い姿勢を支える筋肉を弱めるという悪循環を生み出す可能性があります。

姿勢 と 呼吸 の改善

デスクワーク時も姿勢に注意
デスクワーク時も 姿勢 に注意

日常生活で 姿勢 を意識する

自分の 姿勢 を意識し、より良いアライメントで座ったり立ったりするよう意識的に努力することが重要です。デスクワーク中や歩行中など、常に背筋を伸ばし、胸を張ることを意識しましょう。

筋力強化とストレッチ

体幹と背筋を強化するエクササイズ、そして胸と肩の柔軟性を高めるストレッチは、 姿勢 と 呼吸 の両方を改善するのに役立ちます。

横隔膜呼吸エクササイズ

深く横隔膜を使った呼吸を練習することで、肺活量の向上、横隔膜の強化、そして痛みの軽減につながる可能性があります。

腹式呼吸

腹式呼吸は、横隔膜を大きく動かし、深い呼吸を促します。お腹をへこませながら息を吐き、お腹を膨らませながら息を吸うことを意識しましょう。

ドローイン

ドローインは、お腹を凹ませた状態を維持しながら呼吸する方法です。腹部のインナーマッスルを鍛え、体幹を安定させる効果があります。日常生活で意識的に行うことで、姿勢改善に繋がります。

運動を取り入れる

ウォーキングやヨガなど、適度な運動は、呼吸筋を鍛え、姿勢改善に効果的です。

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ミトコンドリア が活性化する ミトコンドリア筋力トレーニング

酸欠状態 と ミトコンドリア と 活性酸素

酸素がないと ミトコンドリア はどうなるか

酸素 がないと、 ミトコンドリア は好気呼吸ができなくなりエネルギーを生成できません。そして、細胞の機能が低下し 酸欠 状態により、細胞は解糖系に頼ってエネルギーを生成します。

解糖系は、グルコースを分解してエネルギーを生成する経路ですが、好気呼吸に比べて効率が非常に悪く、生成されるエネルギーの量が大幅に減少し、また低酸素状態にある ミトコンドリア は 活性酸素 を多く産生し、健康に害を与えます。

低酸素時の 活性酸素 の影響

ミトコンドリア は正常な酸素状態でも 活性酸素 を産生しますが、低酸素状態では 活性酸素 の産生を増加させる傾向があります。

低酸素状態で産生される 活性酸素 は、炎症、細胞死、細胞老化など、様々な細胞プロセスに寄与する可能性があります。

追記

たかが 姿勢 と思っていたら・・・まさか活性酸素の発生に関与していたなんて・・・。
低酸素時の 活性酸素 は、通常時の 活性酸素 より健康被害が大きいことも驚きでしたね。 呼吸 と 姿勢 が老化に関与していた事実を、しっかりと頭に叩き込む必要がありそうです。
道具も場所も関係なく今から、すぐにでも改善できますので 姿勢 を正して 深い呼吸 を心がけましょう。

また下記の記事では、パワフルに 早く歩く パワーウォーキング と ミトコンドリア の関係を紹介しています。そのカギも 呼吸 ( 酸素量 )にありました。
是非ご覧ください。

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