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花粉症対策やウイルス除去、消臭を目的として当たり前のように 空気清浄機 が家庭で使われるようになりました。
コロナをかわきりに今でも 空気清浄機 の売り上げは右肩上がりで、昨今では一家に一台と言わず各部屋にも設置している家が増え、メーカーは大きな利益を上げました。
私達の健康を守ってくれる安心、安全な 空気清浄機 ・・・のはずですが、実は日本で最も売れている 空気清浄機 には消費者が、あまり知らない部分もあります。
空気清浄機 には、ファン(羽根)で空気中の粉じんを吸引する フィルター式空気清浄機 の他、電気の作用で粉じんを集める イオン式空気清浄機 があります。
イオン式空気清浄機 は、静音、フィルター交換が不要であること等をメリットとしていますが、都内の消費生活相談には、特に イオン式空気清浄機 に関して、「タバコの煙をほとんど吸い込まない」、「通販で購入したが咳が止まらなくなった」など、性能や安全性に問題があると思われる相談が寄せられています。
そこで今回は下記の点について深掘りしたいと思います。
・ イオン式空気清浄機 についての商品テスト結果
・性能について消費者に過度な期待を持たせるような広告表示をしていないか
・ オゾン 発生濃度と イオン 変化後の強い 活性酸素 、その安全性等
まずは、家庭用空気清浄機にはどんなタイプがあるのか見ていきましょう。
貴方の家の 空気清浄機 もご確認ください。
【 イオン式空気清浄機 の 実態 】
— 困ったカラダ (@Troubled_Body) December 4, 2025
期待はずれの性能評価 ※ オゾン と 活性酸素
日本で最も売れている イオン式空気清浄機 は最も強力で 発がん性 のある 活性酸素 と強い 酸化力 を持つ オゾン が発生するという問題点以外に機能性にも問題がありました。https://t.co/R4042DWyCc#空気清浄機…
家庭用空気清浄機の分類
日本産業規格(JIS規格)に基づく分類
家庭用空気清浄機では、空気清浄の「仕組み」によって「ファン方式」「電気集塵方式」「イオン方式」の3つに分類されます。
ファン方式
・ファンで部屋の空気を吸い込み、フィルターを通してホコリや花粉などを取り除く方式です。
・「集塵フィルター」や「脱臭フィルター」など複数のフィルターを備えているものが一般的です。
電気集塵方式
・電気の力で空気中の汚れに帯電させ、フィルターに吸着させる方式です。
・フィルターが目詰まりしにくく、洗って繰り返し使えるものもあります。
イオン方式
・イオンを放出して、空気中の微粒子を無力化したり分解したりする方式です。
・ファンを使わないタイプや、ファン式と組み合わせたハイブリッドタイプが主流です。シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノイー」などが有名です。
イオン式空気清浄機 の注意点・危険性
イオン式空気清浄機 を使う際は、 オゾン の過剰発生や イオン 変化後の強い 活性酸素 による人体への影響に注意が必要です。
オゾン や 活性酸素 の発生量はメーカーや機種により様々ではあるものの既知の通り、決して人体に良いものではありません。
設置する場合は、お年寄りや乳幼児がいる家庭では設置場所に配慮し、万が一異変を感じたら使用を中止し医療機関を受診しましょう。
また、 イオン 式は大きな粒子(花粉、ペットの毛など)の除去が苦手で、アンモニアのようなガス状の臭いに対する脱臭効果も期待できない場合があるため、過度な期待は禁物です。
イオン式空気清浄機 の主な危険性
イオン式空気清浄機 で危惧されている点は下記の3つです。
・ イオン が 発がん性 の ОHラジカル (強力な 活性酸素 )に変化
・ オゾン の過剰な発生
・微粒子を十分に捕集できない
発がん性 があり癌の原因物質の一つとして知られており 活性酸素 の中で最も反応性が高く、生体内の細胞障害を引き起こす主犯格と考えられています。
この性質を利用して、殺菌、脱臭、空気清浄などに使われています。
オゾン
強い 酸化力 を持ち、殺菌や脱臭に利用されていますが、地上では光化学スモッグの原因物質にもなり、高濃度になると人体に有害です。
オゾンの 酸化力 はフッ素ガスの次に高く同量の場合、塩素ガスよりも強い。
使用上の注意
オゾン
・機種によっては オゾン が過剰に発生することがあります。
・特に乳幼児がいる家庭では、設置場所に十分配慮する必要があります。
・異変を感じたら使用を中止し、医療機関を受診しましょう。
ОHラジカル ( 最も強力な 活性酸素 )
・ イオン はシャープの公式HPに記載がある通り、 OHラジカル という 活性酸素 に変化しますが、この 活性酸素 の問題点は、 活性酸素 の中で最も強力で 酸化力 が高く、 発がん性 があることです。
発生したプラズマクラスターイオンは空気中に浮遊する菌などの表面でプラスイオン(H+)とマイナスイオン(O₂−)が結合し、 OHラジカル に変化します。
非常に 酸化力 の強い OHラジカル は、主にたんぱく質で構成されているカビ菌や菌などの表面から水素原子(H)を素早く奪い取ることで、その作用を抑制。
シャープ公式HP : プラズマクラスターについてより引用
集じん・脱臭性能
・イオン式は、タバコの煙のような浮遊粒子は静電気で捕集しますが、花粉などの大きな粒子にはあまり効果が期待できません。
・アンモニアなどのガス状の臭い成分に対する脱臭効果も低い場合があります。
メンテナンス
・フィルター式と異なりフィルター交換は不要な機種もありますが、捕集したホコリや微粒子を定期的に洗い流す必要があります。
※フィルター式とのハイブリッドタイプは機種によってはフィルターのメンテナンスや交換も必要な場合があります。
・本体や高圧放電ユニットにも汚れが付着しやすいため、お手入れが必要です。
設置場所
・稼働音は静かですが、 オゾン や 活性酸素 の問題がありますので注意が必要です。
イオン式空気清浄機 の性能及び安全性のテスト結果
以下の内容は、東京都の生活文化局、消費生活部、消費生活総合センター、東京都計量検定所の記事を参考に掲載させていただきました。
東京くらしWEB
期待していた効果と違う
繰り返しになりますが、 イオン式空気清浄機 は、静音、フィルター交換が不要であること等をメリットとしていますが、都内の消費生活相談には、特に イオン式空気清浄機 に関して、「タバコの煙をほとんど吸い込まない」、「通販で購入したが咳が止まらなくなった」など、性能や安全性に問題があると思われる相談が寄せられています。
そこで東京都は、 イオン式空気清浄機 について商品テストを実施しました。
その結果、性能について消費者に過度な期待を持たせるような広告表示をしていたり、オゾン発生濃度が過剰で安全性に問題のある商品があることがわかりました。
集じん性能・脱臭性能
・調査した イオン式空気清浄機 5検体全てにおいて、集じん性能、脱臭性能の効果がフィルター式空気清浄機と比べて、かなり低い結果になりました(図1、図2)。
オゾン 濃度
イオン式空気清浄機 から排出される オゾン 濃度を測定したところ、5検体中3検体でJIS(日本工業規格)が定める基準値(0.05ppm以下)大幅に超過していました(図3)。

要望
集じん性能、脱臭性能などについて、消費者の通常の使用実態を踏まえた試験内容とするとともに、消費者に過度な期待をもたせることなく、わかりやすい性能表示をするよう、事業者に対して要望しました。
また、基準値を超えるオゾンが発生している検体を販売している事業者に対して、製品の安全性を確認するよう要望しました。
情報提供
消費者庁 消費者安全課
消費者庁 表示対策課
経済産業省 商務情報政策局
一般社団法人 日本電機工業会
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
公益社団法人 日本通信販売協会
国産メーカーの主張と海外の評価の違い
メーカーの主張
プラズマクラスター イオン 自体の安全性
自然界と同じ イオン
自然界に存在する イオン と同じ化学組成・構造であるため、人体に害はないとされています。
微量の オゾン
発生装置からごく微量の オゾン が発生しますが、その濃度は健康に問題ないレベルに抑えられています。
安全性試験
皮膚や目、遺伝子などに影響がないことを確認する試験が実施されています。
海外の評価
イオン式空気清浄機 の危険性
イオン式空気清浄機 の主な危険性は、有害なレベルの オゾン を生成する可能性があることです。
オゾン は肺を刺激し、喘息などの呼吸器疾患を悪化させる可能性があります。
その他の危険性としては、 オゾン への反復曝露による長期的な肺損傷や、特に子供、高齢者、呼吸器疾患のある人など、脆弱な集団における心血管系の健康への悪影響などが挙げられます。
オゾン 発生のリスク
肺への刺激
オゾン は肺を刺激し、咳、胸痛、息切れ、喉の炎症などの症状を引き起こします。
呼吸器疾患の悪化
喘息などの既存の呼吸器疾患を持つ人は、リスクがさらに高まり、 オゾン は喘息の発症を促進する可能性があります。
長期的な損傷
オゾン への繰り返し曝露は、健康状態が悪い人では肺の恒久的な損傷や死亡リスクの増加につながる可能性があります。
心血管への影響
マイナスイオン発生器は、粒子状物質の除去に効果があるとしても、心拍変動に悪影響を与える可能性があることを示唆する研究もあります。
フィルター式空気清浄機 への代替品を検討する
HEPAフィルターを搭載した 空気清浄機 は、アレルゲンや汚染物質の除去に非常に効果的で、 オゾン や 活性酸素 は発生しません。

海外では、下記のような フィルター式空気清浄機 が一般的に普及しています。
追記
日本で最も売れている イオン式空気清浄機 は最も強力で 発がん性 のある 活性酸素 と強い 酸化力 を持つ オゾン が発生するという問題点以外に機能性にも問題があることがわかりました。
食品添加物や農薬・重金属・電磁波などの健康被害のあるもの全般に言えることですが、ひとつひとつの危険性は政府の安全基準を下回っていたとしても、トータル的に見ると私達の周囲には、とんでもない危険因子が数えきれない程あるという事実はスルーできる状態ではありません。
凄腕の管理栄養士の下で作られた完璧な食事を摂っていた、以前の天皇陛下でさえ病気になって亡くなる時代です。
ですから私達が、どんなに健康に配慮し、ヴィーガンになっても食品添加物や農薬や重金属・電磁波などを避けているつもりでも、いずれは認知症・罹患・介護という問題に直面します。
ですから、少しでも危険因子を減らす努力と知恵が必要ですし、健康は自分でしか守れないということを肝に銘じておくべきでしょう。




