耳たぶのしわ と 動脈硬化 の関連性
耳たぶのしわ と 動脈硬化 の関連性
耳たぶのしわ と 動脈硬化 の関連性

 #耳たぶのしわ #加齢 #動脈硬化 #心疾患 #フランクサイン #脳梗塞 #心筋梗塞 #爪の縦じわ

日本人における 動脈硬化 による死因は、 心疾患 と 脳血管疾患 を合わせて、約4.5人に1人が亡くなっていると推計されています。

動脈硬化 を進行させる危険因子を持つ中年男性の約半数が「 脂質異常症 」などの状態にあり、これは動脈硬化を進行させる危険因子は「高血圧」「高脂血症」「高血糖」「肥満」「喫煙」の5つと言われています。

また 耳たぶの深いしわ ( フランクサイン )や 爪の縦じわ は、 動脈硬化 のサインである可能性があり、 心疾患 のリスクと関連していると考えられています。これは、 動脈硬化 によって耳たぶへの血流が悪くなり、脂肪組織が萎縮してしわができるためと推測されています。

耳たぶのしわ や 爪の縦じわ があるからといって必ずしも 心臓病 とは限りませんが、特に 高血圧 や 糖尿病 などの持病がある場合や、心臓に不安を感じる場合は、一度医療機関に相談することが推奨されます。
アメリカの研究では、 耳たぶにしわ がある人は、ない人に比べて 心疾患 で死亡するリスクが約3倍高いという結果も出ています。

心疾患
狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、心筋症、心不全
などがあります。これらは心臓の構造や機能の異常により生じる病気の総称であり、どれも放置すると心臓のポンプ機能が低下する「心不全」に至る可能性があります。

脳梗塞 ・ 心筋梗塞 について

脳梗塞 ・ 心筋梗塞 は、前兆がなく発症し命を落とすことも少なくない疾患です。現在は、医療の進歩によって命を取り留める確率は以前よりも高くなってきているものの、日本人の死因を疾患別にみると 脳血管疾患 、 心疾患 を原因として命を落とす方は依然多く、その合計数では死因1位の悪性新生物(がん)と同水準にあります。
また、突然死の死因として最も多いのも心疾患であり、死因の約6割を占めるともいわれています。

日本人の主な死亡原因
日本人の主な死亡原因

患者数も高齢化とともに増加の一途を辿っており、総患者数は国内で約200万人以上とも推計されています。
さらに、 脳梗塞 などを含む 脳血管疾患 についてはその後遺症も重く、寝たきりの原因の約4割を占めるとされています。また、一度発症すると 脳梗塞 は再発もしやすく、一度脳梗塞になるとおよそ5年内で約3割、10年以内では約5割の方が再発するといった報告もされています。

厚生労働省平成29年度「人口動態統計(確定数)の概況」より
厚生労働省平成29年患者調査より
厚生労働省平成28年度国民生活基礎調査より
2005年 久山町研究 研究報告より

動脈硬化 のメカニズム

それでは、なぜ 脳梗塞 や 心筋梗塞 は起こるのでしょうか。それには“ 動脈硬化 ”を知ることが重要になってきます。

動脈硬化 とは読んで字のごとく、「動脈」と呼ばれる血管が硬くなってしまうことです。 動脈硬化 はLDLコレステロールに代表される脂質が血管の内側に取り込まれることで進行していきます。

血管の内側に脂質が溜まっていくと、“プラーク”と呼ばれる血管のコブが形成されます。これにより血管が狭くなり、血液の通りも悪くなっていきます。そして、このプラークが破れると血栓という血の塊ができ、完全に血管を塞いでしまいます。これが脳の血管で起きると「 脳梗塞 」、心臓の血管で起こると「 心筋梗塞 」となります。

動脈硬化のメカニズム
動脈硬化 のメカニズム

耳たぶのシワ フランクサイン

フランク徴候 または 耳たぶ斜線 として知られる 耳たぶの斜めのしわ は、フランクサインとも呼ばれ 動脈硬化症 、特に 冠動脈疾患 の物理的サインであると仮定されています。

フランクサイン
フランクサイン
冠動脈疾患
冠動脈の 動脈硬化 によって血管が狭くなり、心臓の筋肉への血流が不足する病気で、狭心症や 心筋梗塞 を引き起こします。

 動脈硬化
血管壁にコレステロールなどの脂肪や老廃物がたまり、血管が硬くなって内腔が狭くなる状態を指し、高血圧や糖尿病などがリスクを高めます。

この相関関係は完全には解明されていませんが、いくつかの研究では、加齢と微小血管疾患によって耳たぶと冠動脈の弾性線維が弱くなるという同様のプロセスが原因であると示唆されています。

強い関連性を認めた研究もあれば、有意な相関関係を認めなかった研究もあり、この徴候の有病率は年齢、人種、その他の要因にも影響を受けます。

耳たぶのしわ
耳たぶのしわ

研究結果から示唆されるもの

冠動脈疾患との関連性
多くの研究で、糖尿病や喫煙などの他のリスク要因を除外した場合でも、 フランクサイン の存在と冠動脈疾患の有病率、程度、重症度の間に相関関係があることが示されています。
他の 動脈硬化症 との潜在的な関連性
一部の研究では、 耳たぶのシワ は頸動脈疾患を含む全身性動脈硬化症と関連している可能性が示唆されています。
不明なメカニズム
正確な生物学的メカニズムは依然として不明ですが、耳たぶと動脈の弾性線維の同様の脆弱化を反映しているという説があります。

考慮すべき点

確定診断ではない
耳たぶのしわ は潜在的な指標であり、確定診断ツールではありません。
その他の要因
年齢、人種、睡眠姿勢などの要因がしわの存在に影響を与える可能性があり、解釈がより複雑になります。
さらなる評価
耳たぶに斜めのしわ がある場合、特に心臓病の他の危険因子と併せている場合は、医療提供者に相談して心血管リスクを評価することが有益です。

耳たぶのしわ で注意すべきサイン

しわが深く、両方の耳にある場合は特に注意が必要です。
早めに血液検査等を行いコレステロール値・中性脂肪値・血圧値などを知り食事・睡眠・運動などの習慣を見直すべきでしょう。

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健康チェック

動脈硬化 は単に血液検査で分かるような脂質異常症などによる高血圧やコレステロールだけの問題ではありません。

そこで貴方の健康に異常がないか下記の内容もチェックしてみてください。

不眠症

不眠症
不眠症

睡眠は体組成の生成や回復といった生きていくために必要不可欠な、最大の自浄作用をもつ大切な時間帯です。
ですから、7~8時間の睡眠時間が確保できなかったり夜何度も起きたりすることは、細胞レベルから不健康になる大きな原因となります。

夜間頻尿

夜間頻尿
夜間頻尿

加齢と共に増えるのが夜間頻尿という症状で上記の睡眠の大敵です。
しかし、ただ不眠になるだけでは済みません。
睡眠中には腎臓で老廃物の濾過が進み解毒を促進しますが、腎臓が弱ると正常に濾過できない為、大げさに言うと水分ばかりが膀胱に溜まり尿意となって何度も目を覚ますこととなります。

そして濾過しきれなかった老廃物は体内を巡り続け、次第に血管内に溜まっていきます。これも 動脈硬 化の一因となっています。

爪の縦じわ 

爪の縦ジワ
爪の縦ジワ

爪の縦じわは、加齢や乾燥、栄養不足、ネイルアートが原因とされるケースもありますが、 動脈硬化症 と関連している可能性もあります。
この関連性は、 動脈硬化症 が爪母(爪が成長する部位)への血流と酸素供給に影響を及ぼすためです。
正常な爪の成長には、十分な血液と酸素の供給が必要ですが 動脈硬化 や、それに伴う末梢血管疾患などの疾患は、この循環を阻害する可能性があります。爪母に必要な栄養と酸素が供給されないと、正常な角質化(爪細胞の形成プロセス)が阻害され、爪がもろくなり、縦じわが形成されます。

低体温症

低体温/low body temperature
低体温

低体温とは平熱が36度以下になることです。
通常の適正体温は36.5~37.2℃位ですが平熱が36℃以下になると体内の酵素の働きが低下し新陳代謝が悪くなり免疫力も低下し癌になりやすくなります。
現れる症状は倦怠感・目覚めの悪さ・昼間に眠くなる・四肢末端の冷え・腹痛・下痢・頻尿・肩こり・頭痛・腰痛・生理不順など実にさまざまなものがあり注意が必要です。
もちろん、内臓の働きが低下することで、血行も悪くなり血管内に老廃物や食事の脂肪分も溜まりやすくなります。

ミトコンドリアで正常にエネルギー生産ができていませんから全身の健康被害の元になります。

毎朝、舌下での基礎体温を測り36.5℃以上になるよう生活習慣を見直すきっかけとしてください。

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便秘症

constipation
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便秘とは3日以上排便がない・便が硬い・量が少い・残便感がある状態です。
排便は毎日あるのが正常で便秘は病気のひとつ。「 便秘 」に対し「 便秘症 」となると病名になります。
具体的には自発的な排便が週に3回未満、排便時に強くいきむ、便が硬い、残便感がある、肛門が詰まったような感じ、手で排便を介助する必要な場合などのことがあるものを「 便秘症 」といいます。

私達の身体は、腎臓では尿、大腸では便を体内のデトックス機能として働かせています。
これが滞ると体内に毒素が充満したり大腸が破裂することもあります。
※下剤を常用すると筋力低下をはじめ様々な副作用で健康を損ねますので注意が必要です。

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追記

私自身、コレステロールや中性脂肪、高血圧で悩んでいたこともあり、医師から 動脈硬化 の危険性を散々注意されてきたひとりです。

当時の私は、コレステロールや中性脂肪、高血圧以外に、体温35℃台、便秘症、不眠症、夜間頻尿など様々な症状で悩んでいました。

その時は、 動脈硬化 にだけ注視していて他の症状には目が行き届きませんでしたが、人の身体は全てつながっていて 動脈硬化 という症状や病だけが陸の孤島の様に独立してはいないことに気が付きました。

そして生活習慣を変えてから、体温は36.7℃で便秘も不眠もなくなり、もちろんコレステロールや中性脂肪、高血圧も正常値になりました。

現在、 耳たぶのしわ はありませんが 爪の縦じわ はありますので、目下経過観察中です。

コレステロールや中性脂肪、高血圧の悩みはオメガ3で解決できましたが、最近ヒルディンという漢方生薬の成分でも劇的に解決できると知り、オメガ3の代わりに飲んで成果を試験中です。

追って記事にしたいと思いますので暫くお待ちください。

水蛭
水蛭
水蛭 / スイテツ
漢方薬として用いられる乾燥した「ヒル」のことです。ヒルに含まれる「ヒルディン」などの成分には、血液をサラサラにしたり、血栓を溶かしたりする作用があり、血行不良の改善や瘀血(おけつ)の治療に用いられます。古くから民間療法や東洋医学で利用されてきました。 

ヒルディン
水蛭(スイテツ)に含まれる抗凝固作用を持つ酵素です。65個のアミノ酸から成るポリペプチドで、血液の流れをスムーズにする効果が期待され、古くから瀉血などの医療で用いられてきました。

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