【 爆売れ 3Dプリント肉 】 肉食 から脱却するEU・ 3Dプリント代替肉 RedefineMeat が英国で売上倍増

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昨今は世界的な健康志向が来ているようで、 ヴィーガン 人口も右肩上がりの状況です。
イギリスでは 3Dプリント代替肉 の売上が倍増し、英国のレストラン1,000店で販売されている模様。

EUでは 肉食 からの脱却 が既に定着しつつあり、EU 植物ベース 行動計画が実施されています。
欧州委員会は、農家から消費者に至るまで植物由来の農業食品チェーンを強化するため、2026年までに 植物由来 食品に関するEU行動計画を策定するよう求められました。

今回は、急速に肉離れする世界情勢を知り、日本に、このようなメジャーな活動や安全で美味しい代替肉産業が入ってくるまでの間、コツコツと 肉食 に対する既存のイメージを排除していただく試みです。

Redefine Meat : 3Dプリント のステーキ肉製品「Redefine Flank Steak」を欧州で展開

住宅からジェットエンジンまで3Dプリンターで作れることを記事にしている3DP id.arts から紹介します。
下記はイスラエルの代替肉メーカー Redefine Meat が販売している Flank Steak 。

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3Dプリント代替肉 製品の主要メーカーの1つで、代替肉3Dプリンタと独自の植物由来代替肉製品を開発する食品ベンチャー Redefine Meat（ リディファイン・ミート）は、3Dプリントされたステーキ「Redefine Flank Steak」を、欧州各国の小売店で発売を開始した。

その濃厚な味わい、繊維質のある食感、リアルな肉に似た見た目が評価され、多くのシェフから支持されている「Redefine Flank Steak」は、ジューシーで肉厚な3Dプリント製のステーキ肉で、様々な調理法に適しており、動物性肉に代わる食材としてあらゆる料理に簡単に組み込むことができる。

気になる材料・成分・特徴

・植物由来非遺伝子組み換え原料
・天然香料
・1枚あたり100g中25gのタンパク質⇒欧州栄養評価ラベル「A」
・温室効果ガスの排出量を90%削減
・100g2枚入り5€(ユーロ)≒792円

「Redefine Flank Steak」は、オランダにある最新鋭工場で、最高品質の植物由来非遺伝子組み換え原料と天然香料を使用して、特許取得済みの独自の製造プロセスを用いて大量に生産されている。
このステーキ肉は、1枚あたり25グラムのタンパク質を含み、欧州の栄養評価ラベル「A」を得ているだけでなく、従来の動物性食品と比較して、温室効果ガスの排出量を90%削減している。

リディファイン・ミート の共同設立者兼CEOのEshchar Ben-Shitrit氏は
「6年前に リディファイン・ミート を設立した際、私たちは、一般消費者が自宅で調理できる最高品質の代替ステーキを発売するという大胆で不可能とも思える目標を掲げました。急成長を続ける代替肉製品を拡大し、上質な代替ステーキ肉を直接購入できるようにします。その努力の成果を、最高クラスの小売パートナーを通じて直接消費者の皆様にお届けできることを誇りに思います」
と述べている。

Flank Steakは現在、英国のOcado、スイスのCoopで購入可能で、まもなくオランダのJumbo、Albert Heijn、Crispでも購入できるようになるという。同社は今後、ドイツやイタリアなど、さらに多くの国々で展開を予定している。

フードプリンター : UltiMaker 3D プリンター

200万円台からのラインナップを考えると企業としては美味しいコストと言う他ないと思います。
未知の問題点もあるかとは思いますが、畜産のコストや様々な問題点から解放される素晴らしい技術なのかもしれません。

世界が 肉食 / Animal Meat から離脱するワケ

Co2問題・・・環境

糞尿問題

最後に家畜による世界的な環境問題について触れたいと思います。
世界の農地は実に83％が家畜用として使われています。

となると家畜の糞尿の処理はどうなっているのでしょうか? これは大変重要なことですが、問題視されてはいるものの解決されてはいません。

枯渇する水源

世界の水源が家畜の飼料になる穀物の栽培の為に使い果たされ続けています。

ハンバーガー1個に使われる水の量⇒2,400L

ハンバーガーの材料が生産される過程で使われた水を全て足すと2,400Lになります。
一般家庭の浴槽は200～300Lですから2,400Lはお風呂の約10杯分に相当します。

またアメリカ地質調査所は、牛のエサの為の水からサービスを提供するまでの過程では
更に多くの水が使用されていると計算しています。
それは2,400Lを遥かに上回る16,000～72,000Lという想像を絶する量です。
参考 Deseret News Publishing

ステーキに至ってはハンバーガーの3倍ですから
地球環境にいいかどうかは言及するまでもないでしょう。

ハンバーガー1個作るのに信じられないほどの大量の水が使用されている事実を知っている方は少ないと思います。
私は無知は怖いと、つくづく感じた次第です。
このような問題点からも肉食を排除することは意義のあることと言えるでしょう。

本当の健康志向の高まり・・・民意

多くの 代替肉 企業は環境保護を理由に挙げています。
がしかし、本音のところは肉食の健康被害がSNSでも大きく取りざたされたり、また医療関係者や研究者までもが実験結果などで、その危険性と被害状況を訴え収集がつかないという一面が大きいと思われます。

ゲームチェンジャーや健康って何などのドキュメンタリー映画も海外では普通に制作され、日本でも健康意識が高い人が、お金さえ払えばTVやネットで楽しめるようになってきています。

散々、肉押しで儲けてきた行政やメディア、そして方針転換する前の肉食産業や企業の立場から鑑みれば、今更、健康に悪影響が・・・とは言えませんよね。
しかし世の中とは、そーゆーものです。

これはタバコが健康的と言われた嘘が大衆に露見し今に至った状況と酷似していて、今まさに同じことが繰り返されています。

企業的コスパ問題・・・企業利益

言わずもがなですが、畜産には環境問題・健康問題以外にもコストという大きな問題があります。
広大な土地・家畜の飼料・薬・添加物・水・糞尿処理・解体費・加工費・死肉処理・病気になった時のリスク・・・挙げたらキリがありません。
それが3Dプリンターで生産できるとしたら・・・貴方が経営者でなくても答えは出るはずです。

まとめ

日本国内でも 代替肉 は買えるものの
その安全性や価格が原因で買い控える傾向にあります。
もっと需要が増えて手ごろな価格になる日は日本では遠いのかもしれません。

タンパク質も豊富に摂れて、非遺伝子組み換えの材料使用の
環境にも超優しい代替肉の台頭は
間違いなく私達の身体を変えるだけでなく心にも響くことでしょう。

ただし

3Dプリント代替肉 は 超加工食品

であるということを忘れてはいけません。

本当に健康的なのかは今後の治験を待つしかなく
今のところ「神のみぞ知る」といったところです。